走り幅跳びとは

陸上のコツ

走り幅跳びとは

走り幅跳びは助走から片足での踏み切りで遠くに跳んだ距離を競う種目です。

助走の距離は自由でどこからスタートしても構いません。

踏み切りは、踏み切りラインの手前で行います。少しでも踏み切りラインを越えてしますと無効試技となり記録に残りません。

距離の計測は踏み切りラインから、着地したときに砂場にふれた最も手前の地点で行われます。

助走の距離

助走の距離は個人の自由です。私は小学生から走り幅跳びをやってきました。私の場合ですと、小学6年生 20m 中学3年生 32m 高校3年生 36mの目安を基本として競技を行っていました。

走るスピードが速くなるにつれて、助走距離が伸びていくイメージです。ただし、助走が伸びるから記録が伸びるわけではありません。自分のスピードにあった助走距離を見つけることが大切です。私も自分に合った助走距離を見つけるのに時間がかかりました。

踏み切り

実は走り幅跳びにおいて、踏み切りが一番大切と考えてもよいでしょう。助走のスピードを落とさずに、踏み込みをしないといくら足の速い選手でも伸びません。

踏み切りのコツは2つあります。

1つ目は踏み切りの角度です。25度ぐらいの角度ですと記録が伸びます。角度を意識したいのであれば目線を変えることが一番簡単です。少し目線を上にして跳躍してみてください。

2つ目は踏み切り前の2歩です。2歩前を少し大きくして、1歩前を小さくすることがポイントです。これは訓練のような練習が必要です。

空中動作

空中動作が走り幅跳びの醍醐味ですよね。私は空中動作の練習が好きでやりすぎてよく顧問に注意されていました(笑)

空中動作は主に「反り跳び」「かがみ跳び」「はさみ跳び」があります。

「反り跳び」は空中で反って最後に足を前に出す跳び方です。私はこの空中動作をやっていました。津波響樹選手の反り跳びはものすごくかっこよく憧れます。

「かがみ跳び」は着地が安定するため、競技歴が浅い人におすすめの跳び方です。多くの人が使っている空中動作です。

「はさみ跳び」はトップ選手の多くが採用しています。この跳び方は助走のスピードを反映しやすいです。しかし、この跳び方は非常に難しいです。この動作は十分な滞空時間がないと難しいところがあります。

競技の流れ

競技を行う前に足合わせを行うことができます。大会によっては試技順で足合わせを行う場合もありますが、ほとんどの場合が自由に足合わせを行うことができます。各大会の指示に従ってやるようにしましょう。また、競技をするピットが分かれている場合があるので、その時は自分のピットで足合わせを行うようにしましょう。足合わせを行う際は必ず誰かに足があっているかどうか確認してもらうようにしてください。顧問の先生や友達など誰でもよいです。客観的に見てもらわないと足合わせの意味がないので注意しましょう。

多くの競技会の場合、試技は予選3本決勝3本で行われます。予選で上位8位までの選手が決勝に進出にさらに3本跳べることになります。また、注意点として、記録が計測されるラインが設定されている場合があります。例えば、6mが計測ラインとした場合5m99㎝の人は計測されず、記録なしとなります。このような設定がされている場合もあるので事前に確認するようにしてください。

また決勝の試技の順番は予選上位8位の選手の中で記録が低い人から順番に行われます。試技の順番での流れもあるので予選の順位も大事になります。

走り幅跳びの魅力

ここまで、走り幅跳びについて説明してきましたが、走り幅跳びについて理解できたでしょうか?

私が思う、走り幅跳びの魅力は何といっても最後まで誰にでも優勝するチャンスがあるというところです。一発いい記録を出せばそれまでの記録は悪くても優勝できます。そう反面、最後まで逆転される可能性が残されています。そこを含めてのスリルが走り幅跳びの魅力だと思います。

ぜひ、かっこいい走り幅跳びをやってみてください。